77th.浅間ミーティング コンクールデレガンスのバイク達
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〜 戸井田さんのレポートです 〜


モトグッチ ヌーボーファルコーネ 498.4cc 1975年式

75回の時に参加していたヌーボーファルコーネは軍用モデルでしたが、こちらはその民間向け。大きなレッグシールドと風防で、フルカバードに近い雰囲気はありますね。

大きなアウターフライホイールはこの中に入ってます。横置き短気筒のファルコーネシリーズで、カバーされているのを初めて見ました。このシリーズ好きです。
やっぱりグッチは赤が似合う!でも、良く考えるとこのファルコーネ。1976年まで生産されていたんですよね。という事は、CB500Fourよりも、Z2よりも新しいんですね。
MVアグスタ MV350B 349cc 1974年式

このバイクと、オーナーさんはクラブの歴史そのものみたいな方。古い会員さんはたくさんいらしゃるけど、初めてお会いしてから30数年、ずっと同じバイクというのはTさんぐらいじゃないかしら?変わらぬ綺麗なコンディションを保っていらっしゃいます。

いつのことだったか、浅間帰りで土砂降りの関越を一緒に帰ったことがありまして、後ろから見ていると、むき出しのファンネルに雨粒がひょいひょい吸い込まれていくのがはっきり見えていました。開けてりゃ良いけど閉じると失火。の状態をスロットルワークでコントロールしているのを目撃しました。
中沖さんの葬儀にもこのバイクで参列されてましたっけ。

350Bだったの?Sエレクトロニカだと思ってた。(爆)
ホンダ スーパーカブ 100cc 1994年式

おなじみ水戸藩カブのご老公でございます。今回は新しめの100ccでのご参加ですね。

我らが居留地、茨城県北には、水戸と郡山を結ぶ「水郡線」というスーパーローカル線があります。 そのローカル線をテーマにした「水郡線3部作」という、地元の商工会が後押しをしてはいるものの、半分自主制作みたいな映画のシリーズがあります。
縁あって、その最新作を観たのですが、エンドクレジットの出演者の所にご老公のお名前を発見!
ご家族と3人で出演されていました。ちゃんとお名前がクレジットされているんですよ。「〜の皆さん」とかじゃなくて。
まあ、ビックリ。じっちゃん今や映画デビューです。(笑)
ホンダ CB500Four K1 498cc 1973年式

1969年に発売されたCB750Fourに続いて1971年に発売されたのが同じOHC4気筒のCB500Four。何でわざわざ500?っていうと、当時輸出先のアメリカで最大のライバルだったBMWのR50/5が同じ500ccで32ps.しかなかったのに、こっちは48ps.だぜい。って言いたかったのかもしれません。
さて、皆さんご存じかとは思いますが、この車体は、元々私めの所に住んでおりまして、以前はこれで浅間に通ってました。故中沖さんの連載記事に載ったバイクでもありますし、一時期は記念館にも入ってました。

確か15回だか16回のミーティングの頃に、知り合いの自動車屋さんから連絡があり、近所の材木屋さんで昔息子が乗っていたバイクがあるのだが、税金だけ払ってるのももったいないから引き取らないか?と言われて見に行ったら、廃材の下に埋もれていたのがこの500。

時は流れて膝が言うことをきかなくなり、大型のバイクを支えられなくなってきた上にメンテも余り出来なくなっちゃいました。その上、震災でCBX6発と、R1150GSにサンドイッチになってタンクがへこんじゃったりで、徐々に朽ち果てていくのを見かねて、なんとかしなきゃなあ。と思って居たのですが、自力で何とかする自信がありません。

この状態から何とか蘇らせたうえ、大事にしてくれる人はいないかなあ?と思っていたところ...
...いた。(笑)

Oさんなら、きちんと面倒見てくれるだろうし、CB500Tのヘッドライトの因縁(謎)もあるし。と言うわけで、後はどうかよろしくお願いいたします。

元々クラッチはやたらと重くて、周りからは握力強化マシンとか言われていたのですが、何処かに問題を抱えたようで、さらに重たくなっているみたい。
中軽へ下るまでの間、たまたま後ろに付いたOさんから「クラッチ重たいよ〜」の叫びが聞こえてきていました。
何はともあれ、後はよろしくね〜(笑)


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