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13・MV Agusta 350B 349cc 1973年式
築地の旦那の忠実な足。始めてお話しをさせていただいた頃から、ずーっとこれ。
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以前、雨の関越で夜道をご一緒したときに、エアクリーナー無しのファンネルから、雨粒が吸い込まれて行くのを、ボヤーッと見ながら走っていたのを思い出しました。
故中沖初代理事長が手がけたカウルのおかげでしょうか、変わらぬ美しさを保ってます。
そういえば中沖さんの葬儀の時もこれでいらしてましたよね。
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14・ヤマハ TX650 653cc 1978年式
バイクの世界では、2ストロークしか造ってなかったヤマハが、最初に出した4ストモデルが、XS-1。その後継モデルが、XS650。それが進化していってTX650になります。
同じバーチカルツインの650でも、ヤマハが造るととってもスマート。W1とは好対照です。
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オーナーさんのように、カフェレーサーにしてみたくなるのもうなずけます。
SRでよくこういうことをやるよなあ。と考えていて思い出したのですが、以前友人のMが、SR見たいなXS650を造り、それに乗って私が浅間に来たことがあったっけ。
その時の写真残ってないかしら。
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15・ヤマハ XS650-E 653cc 1971年式
XS-1とTX650の間のモデルがXS650。デコンプ連動のセルが付いたのがXS650-E。
この車両は、浅間の会員でもあるエントラントの奥様の愛車。
奥様は病に倒れられ、闘病生活を送っておられたのですが、先日お亡くなりになりました。
今回はご主人がお子様達を連れて、故人の愛車で参加されました。
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中沖さんも懇意にしておられ、励ましの言葉を添えて送られた、自筆のイラストがこれ。
結果的には中沖さんの方が先に逝かれた訳ですが、今回ご遺族のご厚意により、そのイラストが記念館に展示されることになりました。
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16・ホンダ スーパーカブ DX90 89cc 1978年式
BBCが、ドキュメンタリー番組(もちろん英国の番組)で、「世界のオートバイベスト10」という企画をやったとき、CB750Fourや、TRIUMPHボンネベル等々を押さえて、堂々世界一と表されたのがホンダ・スーパーカブ。
ごく当たり前の様にそこにあって、いついかなる時でもすぐに走り出し、ほんの少しのガソリンで、何処まででも走っていける。文字通り雨の日も、風の日も。
けっして出しゃばることもなく、存在感はあるのに目立たない。私とはまるで正反対の性格を持ったこのバイク。人気が出ないわけがない?
我がご老公を筆頭に、実際根強いファンは沢山います。面白いのは、その方達が、カブ一筋と言うわけでは全くないこと。他にも、派手で元気なバイクを何台も持っているのに、カブからは離れない。
何ヶ月放って置いても、すねてガソリンを漏らしたりせずに、必要なときは一発で始動して、何処にでも連れて行ってくれる。
それが、若くて派手なバイクのパーツを買いに行くためだとしても、文句も言わずに。
なんだか理想的な○○(怖くて言えない)みたい。
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17・PIAGGIO VESPA125 121.1cc 1974年式
さて、そのカブと対極をなすVespa。
何処にいても派手で目立つのは言うまでもなく、扱いが結構難しくて、我が儘で。
ホントにつまんないことにメチャクチャ手間とお金がかかるくせに、いざというときにはすねまくって絶対に言うことをきかない。
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じゃあ、放り出しちまえば良いだろうと思っても。何故かかわいらしくて手放せない。
まるで・・・やっぱり怖くて言えない。
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19・富士重工 ラビットツーリング 148cc 1965年式(Extra)
さて、じゃあラビットは。という事になるのですが、まあ今回は賞典外ということですので、(なんのこっちゃ)
今になると、手間がかかるけど、可愛くて魅力的。と言う点ではVespaに近いかも知れません。同じスクーターだしね。
この顔つきは。やっぱりカワイイ。根強いファンがいるのもうなずけますね。
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30・ヤマハ YA-3 123cc 1959年式(Extra)
YA-1に始まる2スト・シングル125ccのエンジンを鋼板プレスフレームに積んだ、YA-3。
ヤマハがアメリカで売った最初のモデルの1つがこれですよ。って、YAMAHA USAのホームページには誇らしげに載っています。真っ赤なタンデムシートが付いた素敵な写真が。
日本国内では、ほとんど見ないのにね。なんだか情けない感じ。
それはともかく、最後を締めていただくのは、やっぱりこのお方。これからも色んなバイクを見せて下さいね。乾杯ご苦労様でした。
さてさて、今回のデレガンスはこんな感じでした。この他にも、ミーティングでは沢山の素敵なバイク達に合うことができます。
言うまでもないことだけど、オートバイは人がまたがってないと、一人じゃ立っていることすらできない乗り物です。
最近じゃ私もオートバイがないと、一人で立っているのも難しくなってきました。(笑)
だから、と言うわけではありませんが、バイクも人も長いこと乗っていると、色々と違って見えてきます。
そういうことを教えてくれた仲間達に感謝を込めて、私の様な者に中沖さんが最後に書き送って下さったお言葉を送らせていただきます。
「いつまでも友達でいて下さいね。感謝を込めて。」
ではまた、春に。
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終わる
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